リハビリテーション科機能拡充

①リハビリ室を改築しました

 2017年4月、リハビリスタッフの増員に伴い既存のリハビリ室の改築と、3階に新たにリハビリ室を新設しました。設備も充実し快適な空間で質の高いリハビリを提供していきます。

2階 理学療法、言語療法スペースを拡充しました。

 理学療法では歩行や筋力強化など移動動作に直結したリハビリを中心に行っています。運動療法スペースや物理療法スペースを広げ、患者様がゆとりを持って移動できるようにスペースにも配慮した一方、リハビリ機器を増やし多様なリハビリを実施します。
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 言語療法(理解・表出訓練、コミュニケーション)のスペースとして個室を造設しました。脳卒中や事故などで脳を損傷すると集中力が低下しやすく注意が逸れやすくなります。言語療法は1対1で行い、集中できる環境が必要です。また、相談室として家族との話し合いの場としても活用していきます。
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3階 作業療法スペースを新設しました。

 作業療法では在宅での生活を想定しトイレや着替えなど日常生活動作(ADL動作)の練習を中心に行っています。また、調理や洗濯、掃除など家事動作も必要性に合わせて練習を行っています。その他にも手の細かい動きの練習をしたり、集団でのリハビリの場としても活用され、患者様の交流の機会を増やしていきます。
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②最新のリハビリ機器を導入しました

 現在では機器を使用したリハビリも増えています。改築に伴い新規導入した機器をいくつかご紹介します。

ニューステップ

 人間が主に使う上下半身の主要な筋肉を無理なriha7く使うことができる運動器具です。腰や膝に痛みがある方でも運動が実施できます。片麻痺の方にも非麻痺側、麻痺側どちらの運動もできます。酸素を取り入れながら筋肉を動かすことが可能で、有酸素運動をすることで筋肉がついたり、エネルギーの作りやすい身体を手に入れることができます。上肢及び下肢の単独訓練の場合は疲れると訓練を中止してしまうケースがありますが、この機器は全身の主要な筋肉群を稼働させる上肢下肢協調運動なので、訓練が辛くなく長時間の運動が可能です。回転式のバケットシートで容易に乗り降りでき、安定した楽な姿勢で運動できます。

トレッドミル

 流れるベルトの上を歩行するリハビリテーション機器riha9(ウォーキングマシン)です。スピードを調整ながら歩行することができるで、患者様の能力に合わせた歩行練習を行うことができます。た、アンウェイシステム(ハーネスを用いた免荷装置)と併用する事で、自ら体を支えることができない患者様でも、早期から歩行訓練を行うことができます。特に脳卒中などの中枢系疾患の自然な歩行パターンの回復に効果的です。

 

コグニバイク

 軽度認知障害(MCI)ケアを目的としたエriha10ルゴメーター。認知症につながるリスク要因は、生活習慣病や喫煙、うつ病、運動不足などがあげられており、これらの要因を除いていくことが重要になってきます。この中でも、運動不足の解消は認知機能の維持・向上に効果的だと言われており、MCIには、頭を使いながら運動をするデュアルタスク(二重課題)トレーニングが効果的な予防対策の1つだと言われています。コグニバイクは体(ペダルの負荷・回転)と頭(記憶・計算など)を同時に使うエルゴメーターです。体力の弱い人でも楽しく効果的な運動ができる機器であり、転倒リスクがほとんどありません。

 この他にも物理療法やパワーリハビリなど充実いたしました。こうしたリハビリ機器の充実とともに、今後もより効果的なリハビリ実施を目指していきます。

③スタッフの増員を行いました

 2017年度より14名のスタッフが新たに加わりました。
 今まで以上に質の高いリハビリを提供していけるように日々努力しています。
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